ですが、せっかくの資産である土地や代々譲り受けてきた土地です。単にもてあますのではなく活用しながら守っていきたいものですよね。
そこで、こういった資産をお持ちの方なら、一度は「土地活用」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ひとことに土地活用といっても、いろいろと種類があります。
立地条件や形状などに合わせて適切に活用し、利益を出し続けるようにしなければ、税の軽減額よりも事業の赤字のほうが多いという事態にもなりかねません。
その点でいうと、土地活用のなかでも収益性と節税効果が高いのは、
土地に建物を建てて貸す方法だといえるでしょう。
いわゆる「賃貸経営」がこれにあたります。
さて、では実際に「賃貸経営」のことを具体的に考え始めると、
「空室が増えたら収入が減る」
「入居者が入れ替わるたびに部屋の補修費用がかさむ」
という収支への不安や、
「持っている土地が駅から遠く賃貸アパートなどには向かない」
「最近はいろいろ設備をよくしないとほかの物件に負けてしまう」
など、持っている土地を本当に活かせる事業になるのかという疑念から、
二の足を踏んでいる地主の方も多いかと思います。
そんな土地活用について苦慮されている地主様へ、お伝えしたいことがあります。
受け皿不足に悩む障がい者を救う「土地活用」がある
「賃貸経営」のかたちの1つとして、
障がい者のための賃貸住宅があるのをご存知でしょうか。
障がい者グループホームとよばれる賃貸住宅のことで、障がいのある方が地域社会の中で自立した日常生活を送れるよう、総合的に支援する障がい者福祉サービスのひとつです。
地主様には、オーナー様としてこの障がい者のためのグループホームをお持ちの土地に建設していただきます。
そしてその土地建物をグループホームを経営する社会福祉事業者等が一括借り上げする、というのが、障がい者グループホーム賃貸住宅経営です。
ここで、まずはこの障がい者グループホーム賃貸住宅の現状をお伝えしたいと思います。
実は、この障がい者グループホームが圧倒的に不足しているのです。
近年では超高齢化社会といわれ、老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など、高齢者向けの賃貸住宅は急速に普及しています。
しかし、実は高齢者の要支援・要介護者数が655万人(※1)なのに対し、身体・知的・精神障がい者数は936万人(※2)と、高齢者より障がい者のほうが圧倒的に多いのです。
さらには、障がい者認定を受ける方は年々増え続けており、その結果、障がい者の住まいの場の供給が間に合っていないという、大変厳しい状況にあると言えます。
また、高齢化社会の到来は、障がいを持った方の保護者の高齢化という事態ももたらします。
親が歳を重ね、将来子供の世話ができなくなってしまう前に、子供が自立して生活できるようになってほしい、というのが保護者の切なる願いです。
そんな願いを叶える、障がい者が自立と共生の中に暮らせる環境。
それが障がい者グループホームです。
- ※1 介護保険事業状況報告書の概要(厚生労働省)H30年10月分より
- ※2 内閣府平成30年度障害者白書より
賃貸経営は長期・安定的な入居率がポイント
次に、資産運用の観点からお伝えしたいのですが、
この障がい者グループホームの賃貸住宅経営には特徴的なメリットがあります。
- 長期一括借り上げ
- まず、実際に障がい者グループホームを運営する社会福祉法人などの運営事業者が、オーナー様に建てていただいたグループホームを一括借り上げします。
ここで、「賃貸経営」の不安のひとつ、空室に対する家賃保証問題についてですが、先ほどから述べていますように、障がい者グループホームは需要が高いのに供給が足りないという深刻な事態になっています。
そのため、現在稼動しているグループホームは入居率が約98%と、ほぼ満室状態で入居待ちの方が多くいらっしゃるような状態です。
それでも仮に空室が出た場合であっても、運営事業者が20年~25年の長期にわたり、100%の家賃保証を行います。
- オーナー様の管理は一切不要
- オーナー様から賃貸住宅を一括借り上げした運営事業者は、入居者の募集から管理まで一括して行います。
さらに、入退居時の部屋ごとの補修費をオーナー様が負担する必要もありません。
- 立地が悪くても活用できる
- 次に、お持ちの土地を活かせるかという点では、
アパートマンションには立地的に向かない、といわれた土地であっても、大きな可能性があるということをお伝えします。
障がい者グループホームは、たとえば駅から徒歩30分以上でも、バス停が徒歩圏内にあれば十分活用できます。
これらのことが、一般的に知られるアパートマンション経営と大きく違う点です。そしてこれらは、オーナー様に喜んでいただける特徴的なメリットなのです。
このように、「賃貸経営」のなかでも、障がい者グループホームへの土地活用は、オーナー様の収入を得ることはもちろん、社会貢献という大きな付加価値を見出せる資産運用だということをぜひ、お含みおきいただけたらと思います。
グループホームを建てる
「土地」「建物」「運営事業者」をマッチング
以上、土地活用の選択肢としての、“受け皿不足に悩む
障がい者を救う障がい者グループホームの賃貸住宅経営”というものについて簡単に説明させていただきました。
そもそも、なぜ、これほど需要のある
障がい者グループホームが足りないのでしょうか。
当然、その答えは単純なものではなく複雑な要因が絡み合っているのですが、その原因のひとつといえるのが、「グループホームを建てる場所がない」ということなのです。
この障がい者グループホーム事業の必要性や需要というものがまだまだ認知されておらず、土地と建物の貸し出しに名乗りを上げるオーナー様が非常に少ないというのが現状です。
グループホームを開設したいという運営事業者様は多いのですが、オーナー様がいなければ実現しません。
また、オーナー様から見ても、大切な資産の運用ですから、信用のおける事業者でなければいけません。
私ども(株)コスモスは、そのような方々を取り持つ役目を果たしていきたい、と考えています。
と申しますのも、私どもはここ福岡にて、長年にわたり一般のお客様の住宅を建築してきた実績により、
地域の方々との繋がりを築いてまいりました。
そんな中、前述したような事業者様のお困りのお話を伺う一方で、土地をお持ちの地主様や不動産業者様から、持ち主の高齢化や離れた地域の土地の相続など、土地の用途に困っているというご相談を受けることも多々ありました。
そこで、私どもが取り組みを始めましたのが、
「社会貢献型土地活用コスモスプロジェクト」と名付けた、このグループホーム建設普及マッチング事業です。
つまり、グループホームを開設したくても土地建物がなくて困っている運営事業者様と、土地を持っているがその活用に困っている地主様を引き合わせて、グループホーム開設の実現化のお手伝いをしていくのです。
さらに、私どもは住宅建築のプロです。
住宅の建築を任せていただくことで、
建てる土地と建物を提供する地主様と、運営する事業者様とともに、地域貢献の一端を担うことができる、そう自負しております。
社会貢献型土地活用コスモスプロジェクト イメージ図
大切な資産を、障がい者の自立支援に役立ててほしい・・・
そうお考えいただいた方へ
ここまで簡単に障がい者グループホームの必要性と、
社会貢献ができる土地活用としての魅力をお伝えしてきました。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
もう少し具体的で詳細な資料もご覧いただけます。
また、私どもは、グループホームを建てる「土地」「建物」「運営事業者」をマッチングさせていただく立場から、土地を活用したいオーナー様だけでなく、そのような方の力になりたいとお考えの不動産業者様、そして障がい者の受け皿となりたいという福祉事業運営者様に向けて、不定期ですがセミナーやイベントも開催しております。
まずは説明会で話を聞くだけなら・・・という方にも安心してご参加いただけます。